海外のご葬儀
日本のご葬儀の場合、火葬後にお墓などへ納骨することが主流です。
2015年の統計でも、
火葬率は99,97%、埋葬(土葬)率は0,03%となっており、
この火葬率は、世界でもトップクラスと言われています。
海外のご葬儀
海外のご葬儀、埋葬方法は、その国の宗教や、慣習、思想、法律などによって変わります。
【アメリカ】
アメリカでは主にキリスト教の思想による方法で行われます。
キリスト教を信仰している割合は7割に達すると言われており、
葬儀場は教会の施設を併設しているところが多くなっています。
土葬がほとんどですが、火葬も行われています。
ただ、日本より火力の高い火葬炉で火葬するため、
お骨の形はほとんど残らず遺灰になるようです。
【中国】
静かに厳かに別れを告げるイメージのあるご葬儀ですが、
中国では派手に行います。
爆竹やドラを鳴らす、紙幣に見立てた紙を燃やす、
泣き叫ぶなどをして見送ります。
ご葬儀を盛大に行い、悲しい感情を素直に表現して見送ることで、
祖先を大切にするという儒教の教えを守っているそうです。
埋葬方法としては、土葬・火葬共に行われていますが、
土葬を禁止しているところもあります。
【インド】
インドではヒンズー教を信仰している割合が8割近くを占めているので、
葬儀・埋葬方法はヒンズー教の教えにもとづいて行われます。
火葬後のご遺骨は、ガンジス川に流して清めます。
ガンジス川は聖なる川として特別な存在であり、
その川に入れば罪や穢れが流されると信じられているからです。
そのため、お墓もありませんが、
それはヒンズー教に限ってことですので、
他の教徒の場合は、お墓を持っていることもあります。
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