宗旨・宗派不問の意味
墓地や納骨堂のご案内などで「宗旨・宗派不問」、
という言葉を目にしたり、耳にしたりすることはありませんか?
これは「仏教という1つの宗教の中で、その流派は問わない」ということです。
浄土宗や曹洞宗、真言宗など、どの宗派を信仰していても仏教であれば構わないという意味で、
神道、キリスト教などへ信仰のある方は、受け付けないということになります。
つまり「どの宗教でも構わない」という意味の「宗教自由」という言葉とは違う、
ということがポイントです。
「宗旨・宗派不問」にある3つの意味
「宗旨・宗派不問」という言葉には、大きく分けて3つの意味があります。
①過去もこれからも、宗教は一切不問
文字通り、これまで、例えばキリスト教信者であっても、
これから、イスラム教信者になっても、それを問うことはなく、
誰でも墓地・納骨堂を購入することができ、利用することができるという意味で、
「宗教・宗派一切不問」と書かれていることも多いかもしれません。
そちらを管理している寺院の檀家になる必要はなく、
ご葬儀やご法事の際にも、その寺院に導師をお願いするのか、
違う宗派の寺院等へお願いするのか、それは、喪主様・施主様に任されます。
②在来仏教であれば、宗派不問
浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗、日蓮宗、時宗、
天台宗、真言宗、法曹宗、華厳宗、律宗、融通念仏宗、の13宗派に
属しているのなら問題ないということで、
仏教系でも、新興宗教などは除かれることになります。
③過去の宗派は問わないが、これからは管理寺院の宗派に従う
これまでどんな宗教・宗派を信仰していたのかは問われませんが、
該当の墓地・納骨堂を購入した場合は、
それ以降は、そちらを管理している寺院の宗派の信徒となり、
ご葬儀やご法事の際には、その寺院の宗派のお作法に則って行われることが条件となります。
ほかの宗派の僧侶にお勤めをしてもらうことはできず、
改葬(すでに埋葬してあるご遺骨を、別のお墓へ移して供養すること)の際には、
戒名を付け直さなければならない場合もあります。
墓地や納骨堂は、お墓を守り、供養していくご家族にとっても大切なものです。
購入を検討する際は、菩提寺様や、周囲の方にもご相談することをお勧めします。
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