「りん」のお作法
仏壇に置かれているおわん型の仏具「りん」。
りん棒でふちを叩いて音を鳴らします。
りんの役割
りんには3つの役割があります。
①邪念を払う
りんの澄んだ音色は、人の邪気を払い、周囲の空気を清浄にします。
ご葬儀の際に、お寺様がりんを鳴らしながら入堂されるのも、このためです。
②極楽浄土に届ける
りんの音色に乗せて、供養や祈り、俗世に生きている人の気持ちを極楽浄土へ届けます。
りんを鳴らすことで、お祈りしていることを故人様にお知らせします。
③読経の調子を合わせる
りんの音で読経の音程を合わせ、また木魚とともに調子を合わせたり、
読経の始まりや終わりに区切りとしても鳴らします。
お参りの時に鳴らす?鳴らさない?
仏壇にお参りする際は、お線香をあげ、りんを鳴らして合掌をします。
りんは、りん棒を親指と人差し指でつまむように軽く持ち、
りんのふちを外側、もしくは内側から優しく叩きますが、
鳴らす回数や叩き方は宗派によって異なったり、
読経の時のみに鳴らし、お参りの際には鳴らさないという考えの宗派もあります。
同じ宗派でも、お寺様によって作法が違う場合もありますので、
菩提寺様に聞いてみるのもよろしいかもしれません。
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