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副葬品について

 

故人様とともにお棺に納める副葬品(ふくそうひん)。

お見送りの際に、想いをたくして手向けます。

 

副葬品とは

 

副葬品とは、

故人様とともに埋葬(土の中に葬ること)をする品物をさしますが、

現在、日本では、ご遺体はほぼ火葬されますので、

お棺の中にお入れして、ご遺体と共に火葬するものになります。

 

 

副葬品の歴史

 

副葬品の風習は古く、

日本においては、古墳から多くの副葬品が出土しています。

また国外では、

エジプトのピラミッドの中からはたくさんの副葬品が発掘されていますし、

古代中国の秦の始皇帝の陸墓の

兵馬俑(へいばよう・兵士や馬をかたどった人形)も副葬品として有名です。

このような古代の副葬品には、

故人様の死後の冥福や、復活への願いが込められていました。

 

また、故人が権力者であった場合、

勾玉(まがたま)などの装身具、壺や高坏といった須恵器(すえき)、

支配者のみが所有できたとされる銅鏡、

戦力を誇示する武具や馬具などが副葬品として埋葬され、

その権威を公に示す側面もあったと考えられています。

 

 

今日では、故人様への手向けの品として、

故人様との思い出の品や、故人様の好きだったものなどを選ぶのが、

一般的です。

 

 

副葬品として選ばれるもの

 

【花】

 

現在の日本のご葬儀では、出棺前にお棺の中にお花を納めることが一般的です。

故人様のお顔を見るのは、このお花入れの時が最後となりますので、

ご遺族様、ご親族様、近しいご友人の皆様でお花を納めます。

 

【手紙】

 

故人様への想いをしたためた手紙や、寄せ書き、

また、故人様が生前にいただいた寄せ書きなどを納めます。

 

 

【衣類】

 

故人様が愛用されていた衣類も副葬品として選ばれます。

旅支度をされている場合は、故人様のお布団の上から、その衣服を納めますが、

博善社では、ご愛用の衣服にお着せ替えしてお見送りすることも可能ですので、

ご相談ください。

 

*旅支度についてはこちらで詳しくご案内しています。

*故人様のお着せ替えやお化粧など

 “おくりびと”納棺師についてはこちらで詳しくご案内しています。

 

尚、革製品などは、可燃物であっても燃えにくい特徴があり、

ご遺骨をいためてしまう可能性があり、

ビニールやプラスチックなどは、有害物質を発生させてしまうので、

副葬品として納めることはできません。

綿や麻、絹などの天然素材の衣服にしましょう。

 

【千羽鶴】

 

入院中にいただいた千羽鶴を副葬品にされるケースもあります。

ただ、火葬時、大量の紙を燃やすことで異常燃焼が起こってしまう場合がありますので、

確認をしましょう。

 

 

【朱印帳・納経帳・巡礼服】

 

お遍路などの巡礼で、各寺院の御朱印を集めた朱印帳や納経帳は、

故人様が生前に仏様を厚く信仰し、

功徳(くどく・よい行いのこと)を積んでいたことの証ですので、

仏式のお見送りであれば、副葬品にもふさわしい品となります。

また巡礼の際に着用していた巡礼服を着せてお見送りするのもよいでしょう。

 

 

副葬品に選んではいけないもの

 

【めがね、結婚指輪、腕時計など】

 

金属類や、ガラス類は、燃え残りにくく、溶けてしまったものがご遺骨を汚してしまい、

火葬炉を損傷させてしまう可能性もあります。

 

 

【紙幣・硬貨】

 

硬貨は燃やすことができませんが、

それ以前に、日本の法律では、硬貨や紙幣を燃やす事を禁止しています。

仏式のお見送りでは、三途の川の渡し賃として六文銭を入れますが、

こちらは、六文銭を印刷した紙や金額を書いた紙を用意します。

 

【カーボン製品(ゴルフクラブ・釣り竿・杖・ラケットなど)】

 

カーボン製品は燃えにくく、炭素繊維が微細な粒子となって浮遊し、

火葬炉の故障を引き起こしてしまいます。

 

 

【そのほか】

 

・爆発の危険のあるもの(スプレー缶・ライター・缶詰・缶入飲料)

・大きなぬいぐるみや分厚い書籍、水分、または水分の多い食べ物

※その量によっては火葬場によりお受けいただけない場合があります。

 

 

納められないものを故人様に届けたい

 

副葬品として難しいものでも、故人様にお届けしたいものの場合、

めがねや指輪などは、お仏壇にお供えをしたり、

骨壺でお墓に納骨する場合は、ご遺骨と一緒にしてあげたり、

ゴルフクラブや釣り竿など大きなものは、

お写真に撮って、副葬品としてお棺に納めるものも1つです。

 

 

火葬当日ではご希望に添えない場合もございます。

副葬品に迷われた際には、

事前に、お気兼ねなくご相談ください。

 

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いつでもどのようなことでも

お気兼ねなくご相談ください。

 

株式会社 博善社

住所 長野市東和田245-1

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*お問合せはこちらからも承ります。

 

            

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