「大日如来」とは

大日とは「大いなる日輪」という意味で、

大日如来（だいにちにょらい）とは、

太陽を司る毘盧舎那如来（びるしゃなにょらい）が進化した仏様です。

宇宙そのもの、宇宙の全て、神羅万象（しんらばんしょう）であるとされ、

この世の最高位の存在、根本仏とも言われており、

ご利益は現世安穏、諸願成就です。

未・申年生まれの守り本尊、真言宗のご本尊でもあります。

仏教の開祖は釈迦（しゃか）であり、釈迦はこの世で初めて悟りを開いた人物ですが、

大日如来は、その釈迦をも創り出した創造主といった考え方に近く、

釈迦如来（しゃかにょらい）や阿弥陀如来（あみだにょらい）は、

その教えを広めるために姿を変えて人々の前に現れた

大日如来の化身であるとする考え方をしています。

大日如来は、如来（＝仏様をたたえる呼称）には珍しく、

宝冠やイヤリングなどの装飾品を身に着けています。

これも、様々な仏様に姿を変え、人々を救う大日如来の特性を象徴しています。

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